高齢者差別を助長するメディアと題して

ネットの記事を見て改めてメディアの恐ろしさを感じます・・・

今回の騒ぎは少々過剰だったように思います。森氏が発言を撤回して謝罪しているにもかかわらず、それに飽き足りない人たちがさらに追い打ちをかけました。

 発言を要約すれば、「ラグビー協会の女性理事は話は長いが、組織委員会の女性理事の話は的を射ている」という話でしかありません。「女性の時間(発言)をある程度規制しておかないとなかなか終わらない」と問題視された箇所は森氏の見解ではなく、他人の意見を引用していたに過ぎません。

 しかし、多くのメディアでは「女性理事の話は長い」「女性の発言を規制すべきだ」と一部を切り取り、「女性蔑視発言」としてネット上を駆け巡りました。これはフェイクニュースが拡散した典型といえるかと思います。

 人にはそれぞれ、ソーシャルスタイルが存在します。森氏は自己主張が強く、感情表現が豊かなタイプだと考えられます。このようなタイプの人は新しいことを好み、発想や創造が得意で細かいことを気にしません。面倒見がよく、裏表がないので人望があります。歴史上の人物なら、豊臣秀吉、ナポレオン、野球の星野仙一監督も同じタイプです。

 思ったことを口にしてしまうというマイナス面もありますが、これは正直さの裏返しと考えることができます。政治家の中には、うわべだけを繕うように見せて発言と態度が一致しない人も多くいますが、筆者はこのような人は好みません。

 森氏は脇が甘く、失言もあるようにも見えますが、サービス精神が高く、歯に衣(きぬ)着せぬ物言いをする政治家と評価することもできるのです。

この記事を見て皆さんはどう思いますか?

メディア自体が差別している恐れもあるのかも・・・